渋谷区立本町図書館のビブリオバトルに参加してきました

2019年4月28日(日)15時から行われた「第8回シブヤビブリオバトルin本町図書館」にバトラーとして参加してきました。

図書館の中の人ではなくなってしまってから、図書館へは本の貸し借り以外で足を運ぶ機会が少なくなってしまっていることもあり、久々に読書会やビブリオバトルに行きたいなと思い参加しました。

テーマは「ミライ」。4月21日には渋谷区中央図書館、29日には渋谷区渋谷図書館でもテーマを「ミライ」としたビブリオバトルが行われていたようです。渋谷区や渋谷区立図書館での催しなどと関連付けてのテーマ設定なのでしょうか。

申込時にバトラーの方は14時30分に集合してくださいとのこと。事前に集合場所に行き、ルール説明、タイマーの使い方、発表順を決めるじゃんけんを行いました。バトラーは自分を含めて5人。じゃんけんで勝った人から好きな順番を選択していく方法で、私は4番目としました。開始15分前の14時45分に開場となり、館内にも「ビブリオバトルを開催します、観覧希望の方は会場まで」というアナウンスが流れます。結果的に集まった観覧者は15名程だったでしょうか。

まずは司会の方から質問についての注意事項やチャンプ本を選ぶ際の基準といった ビブリオバトル観覧者のルールがありました。

そこからバトラーの発表が開始です。紹介されたのは以下の本です。

①『こうしてイギリスから熊がいなくなりました』(ミック・ジャクソン著・田内志文訳・東京創元社・2009年)

②『レンタルなんもしない人のなんもしなかった話』(レンタルなんもしない人著・ 晶文社 ・2019年)

③『AIに心は宿るのか』(松原仁著・集英社インターナショナル新書・2018年)

④『新しい時代のお金の教科書』(山口揚平著・ちくまプリマ―新書・2017年)

⑤『風が強く吹いている』(三浦しをん著・新潮文庫・2009年)

テーマは「ミライ」でしたが、そのテーマをどう捉えるのかという観点がバトラーごとに異なっていて多様で面白かったです。

結果は③の 『AIに心は宿るのか』がチャンプ本となりました。私も 『AIに心は宿るのか』に投票しました。バトラーの方は本おなかに書かれているというAIが小説を書く、そして将棋とAIということを中心にお話されていて、関心を持ったことが投票した理由です。また実際にAIが書いた小説も収録されているとのことで、それも読んでみたいと思いました。

ちなみに私が紹介した本は 『新しい時代のお金の教科書』でした。タイトルを見るとお金の節約や運用の話と思われるかもしれません。しかしこの本は「お金」というものの成り立ちから今後のお金の在り方はどうなっていくのかを、ブロックチェーンや過去の経済史を織り交ぜつつ解説していくという内容です。

投票は参加者が発表者の番号を投票用紙に書く方法でした。記入した後に職員の方が回収し、集計する形でした。私はこの方式は初めてだったのですが、挙手で決めると目を閉じて後ろを向いていても気配で少し察知できてしまうことがあります。それが苦手だったりもするので、投票用紙に記入する方式も良いのではないかと思いました。また、運営側のカウントを正確に行えそうですし。ここまで書いてきて思ったのですが、投票時に記入する方法だと観覧者にもどのバトラーにどれだけ票が入っているかもわからないのですね。どちらが良いかは難しい話かもしれません。

冒頭にも書きましたが、図書館へは本の貸し借り以外で足を運ぶ機会が少なくなってしまっていることもあり、また読書会などのイベントに参加したいという気持もあったため参加しましたが、久々のビブリオバトルということもあり楽しめました。「一人の利用者」となってみると本の貸し借り以外で図書館へ足を運ぶ機会は少なくなってしまうと痛感しています。そこでこういったイベントがあると図書館へ足を運ぶようにもなりますし、楽しめるのでありがたいと感じます。

図書館のイベントは“ 図書館と利用者を繋ぐ節 ”のようなものだと思っていますが、一般の利用者が気軽に参加できるイベントがあると、利用者として図書館の価値も上がってくるのではないかと感じます。また図書館に親しみを持ってもらえる良い機会だとも思います。

以上、簡単ではありますが 「第8回シブヤビブリオバトルin本町図書館」の参加レポートでした。

中野区立中央図書館のビブリオバトルに参加してきました

こんばんは、ブログをご訪問いただきありがとうございます。

タイトルの通り中野区立中央図書館で開催されたビブリオバトルに参加してきました。中野区立中央図書館でビブリオバトルを開催するのは2回目ですかね。昨年の9月にも開催されていて、その際も発表者として参加しました。

個人的にテーマを持って臨みました、今回のビブリオバトル。

一つ目のテーマは、ビブリオバトルを楽しむ!

そして二つ目のテーマは、公共図書館とビブリオバトルがどういったカタチで繋がるのが良いのか、そのヒントみたいなものを見つけられないかなあ、ということ。

昨年の中野区立中央図書館のビブリオバトルに参加したり、また各地の公共図書館で開催されているビブリオバトルの情報を見聞きしたりしていて、自分の中で今ひとつクリアに見えなかったポイントです。ビブリオバトル自体は本当に盛り上がって楽しいのですが、その場でコミュニケーションを取り、そして紹介された本やその関連本が展示され貸出しされるくらいで、どこか一過性のイベントになってしまっているのでは、という思いがあったからです。まあ、それでいいよと図書館側が考えているのならそれはそれでも良いとは思うのですが、でもビブリオバトルの楽しさや盛り上がる感じが一過性のものにするにはもったいないなあと思うのです。
まあ、ビブリオバトル自体まだ新しいコンテンツですし、それを公共図書館で開催すること自体が、まだ試運転というか、とりあえずやってみよう、みたいな感じではあるのだなという印象を受けてはいるので、図書館側としても手探りな状態なのかもしれません。

今回のビブリオバトル、発表者だけでなく観覧者も事前申込制ということで、ちょっとハードル高くないか!? と個人的にも感じていたのですが、嬉しいことにほぼ満員に近い感じでした。中野区の分館などでも目立つ所にポスターが貼ってあったりと、告知に力が入っているようだったので、それが効いたのかもしれないですね。

発表者は8名。4人ずつを二つのゲームに分けての形となりました。発表された本は以下の通りになります。

【第一ゲーム】  ☆がチャンプ本

  ①『桐島、部活やめるってよ』・朝井リョウ
 ☆②『ハウフ童話集』・ハウフ
  ③『沸騰! 図書館』・樋渡啓祐
  ④『探偵大杉栄の正月』・典厩五郎

【第二ゲーム】  ☆がチャンプ本

  ①『ゾンビの作法』・ジョン・オースティン
☆②『卍とハーケンクロイツ」・中垣顕實
  ③『やりたいことは全部やれ!』・大前研一
  ④『津波・写真・それから』・高橋宗正

テーマは「たくさんの人に届けたい本」、幅広く解釈出来るぶん、バラエティーに富んだラインナップになりましたね。

ちなみにですが、第一ゲームで『沸騰!図書館』を紹介したのは僕です。図書館でのビブリオバトルということで、たくさんの人に図書館について考えてもらいたい、との想いから選んだ本なのですが、来週から司書講習が始まることもあり頭の中が図書館で一杯なので(笑)、とても熱がこもったプレゼンになってしまいました・・・、一度も笑い声が起こらなかったという(良いのか悪いのか・・・)。

でもでも、とても楽しめました! ビブリオバトルが終了したあと、20分ほど発表者と観覧者が交流できるような時間が設けられていたので、様々な方とお話できて、本当に楽しかったです。ビブリオバトル後の熱気みたいなアイスブレイクした感じは独特ですね。

と、一つ目のテーマは無事に達成出来たのですが、では二つ目に設定したテーマはどうだったのでしょうか。

「発信する中央図書館」というメモをノートに自分はとりました。それは区の中央図書館で開催したこと、また「誰でも使える」という公共図書館のメリットを生かしてビブリオバトルに慣れていてプレゼンなどもとても上手い方々なども参加されたことから、なんとなくこんなメモをとったのだと思います。ビブリオバトルが終わったあとの話をする時間で、中野区の分館にお勤めの方や、また図書館の人ではないけれども勤務先が中野区にある方がビブリオバトルについてスタッフの方に熱心に詳しいお話を聞いているなどの姿がありました。要はみなさん、ビブリオバトルに興味津々な様子が伝わってきたのですね。そこで、中野区の場合は中央図書館に大小のホールやプラネタリウムなど複数の施設が複合されているので、中央図書館がビブリオバトルのハブになる、またビブリオバトルを発信する“場”のような機能を担えれば、そして関心のある方々がそれを持ち帰って自分たちの場所でビブリオバトルを広めていくようなカタチになれば良いのかなあと感じました。中野区の場合、分館は本当にこじんまりとしていて地域に密着という感じなので、そこでまたビブリオバトルが普及していけばなあと。そうなると既存のコミュニティの活性化や、新たにコミュニティを生み出す、そして世代間交流など、色んな可能性があると思います。となると、発信する中央図書館のビブリオバトルがしっかりしたものでなければならないわけで、その点で言うとイベント自体の運営面などしっかりしていて本当に良かったと思います。

一度や二度、試しにやってみるかではなくて、継続していくこと、そしてそれを中央図書館というハブのようなところから分館レベルへとビブリオバトルの魅力を発信していくこと、それが二つ目のテーマとして発見し実感できたことでした。

中野区において、継続してビブリオバトルを開催して欲しいです!

追記・「忍者ゾンビ」という映画があるとのことを、ビブリオバトルあとのお話の中で聞いたので、観ていたいです。気になる・・・。