想うこと、イメージすること(酔客の雑感彼是)

図書館総合展のレポート以来の更新となります。

更新が余りできていなくて申し訳ありません・汗

自分は今、酔いながらこのエントリーを書いています。この点を了解していただき、文字通りの酔狂にお付き合いいただければ幸いです。論理や文章の流れがもしかすると支離滅裂になるかもしれませんが、そこはご容赦ください。

 

今回は、自分の今までの来歴を少し思い返しつつ、タイトルに挙げた「想うこと、イメージすること」について書いてみたいと思います。

 

「未来の司書さんです」。

これは自分がまだ司書の資格を取る前の2013年の図書館総合展で、紹介していただいた際に言っていただいた言葉です。そして、実際に司書の資格を取得し、そして今現在は公共図書館という場所で働くことができています。

自分はこの言葉によって、「司書」というイメージにある意味で「捉われた」のだと思っています。「捉われる」というとネガティブなイメージを持たれるかもしれませんが、「未来の司書さん」と紹介されたことによって表面的にも無意識的にもイメージが固まった。そしてそこから逆算するような形で立ち居ふるまうことができたのだと思います。司書になるんだ、と。

 

想うこと、イメージすること、それは一つの出発点のような気がします。

 

大学院の修士課程でくすぶっていた自分にとって、風穴を空けてくれたような「図書館で働く」という選択肢は天啓に近いものがありました。「非正規雇用ばかり」、「30代、40代になってもやる仕事なのか?」と厳しい事情や言説を耳にしつつも、背中を押していただく機会にも恵まれ、今に至っています。

 

20代後半で文学研究科の大学院修士課程在籍という、もはや絶望的とも言えなくもない状況、そこに風穴を開けてくれたのは図書館でした。カウンター委託の時給890円のアルバイトから始まり、今では自分一人ではなんとか食べていけるくらいまでは稼げるようになりました。そして、もっとその先を見据えることができている、こんなことって自分にとってみれば奇跡的にありがたいことです。

 

もっともっと、想像しイメージしたい、その想像とイメージから逆算するように行動し勉強したい、動きたい。稼ぎたい。それらの想いと、飽くなき向上心、それこそが今の私の原動力です。知れば知るほど、知りたいことが増えてくるという循環。

 

「未来の司書さん」から司書になった。そのことは自分にとって、物事を一つ叶えることができた、とても意義のあることです。

 

今まで、様々な試練や辛い局面に向き合うことがあっても、これからは多少のアップダウンはありつつも全体的にみて登っていくんだ、そんなメンタリティを持つことができているのは、自分にとって大きく意義のあることです。

 

未来は自分の思うとおりにならないこともある、しかし私は死ぬまで前進し向上する、そのことを肝に銘じてこれからも頑張っていきます。

 

*酔ってますねー(笑) ペルソナ設定とかもできてない。でも、こんな時だからこそ書けないこともある、酔いに任せて思い付いた事柄を書いてます。

 

日々のことに手を抜かず、精進していきたいです。

ここまでお付き合いいただいた方、感謝です🎵

 

 

 

 

 

 

第19回図書館総合展に参加してきました【フォーラム編】

「場としての図書館が語られることが多いが、図書館の価値は資料にある」。

以前にとあるパネルディスカッションの中で京都府立図書館の福島幸宏さんがこのようなことを発言されていました。「場としての図書館」と「資料を有する図書館」という対立軸を自分の中で形成させていった、非常に示唆に富む発言でした。

その福島さんが登壇されたフォーラムに参加してきました、第19回図書館総合展二日目の「書誌の未来:クラウドソーシングで繋ぐ、溶かす」

 

登壇者はカーリルの吉本龍司さん、京都府立図書館の福島幸宏さん、同志社大学の原田隆史さん、千葉大学の池田光雪さんの4名。タイトルの通り書誌がテーマのフォーラム、公共図書館勤務で普段は書誌作成にはあまり触れることのない自分として敢えての選択でした。以下、フォーラムの概要です。

まず、吉本さんから「書誌割れ」や、ISBNがない資料(電子書籍やフリーペーパーなど)についての問題提起と、カーリルと版元ドットコムが提供するopenBDプロジェクトについても言及がありました。

次に福島さんから京都府総合目録を作成した際のお話しがあり、それから原田さんと池田さんより先の二氏のお話を受ける形で、L-Crowdや数秒、数分で終わるマイクロボランティアを活用する等のお話がありました。

各氏のお話が終わったところ原田さんが司会で話を各氏に振っていくという流れでパネルディスカッションに移りました。

吉本さんからは書誌のプライマリーキーが欲しい、脱アマゾン、レコメンドやレビューを行う際に書誌割れは困る、地域資料のMARCが欲しいのは図書館だけではない、書誌を統合するとデータ分析に持ち込め選書や除籍についても最適化できる等の発言がありました。そして福島さんからはL-Crowdでも何度か同じ書誌を回して精度を上げている、ある程度はじめからコアなものを作って、そこにDAISYなどの様々なものをぶら下げていく等の発言がありました。また今後はAIをどう活用していくかというお話も。

 

以下、感想と所感です。

 

登壇者の皆さん、頭の回転が速く、話のテンポが速いなあと感じました。メモは必死に取ったのですが、話についていくのがやっとという感じでした。

そんな中でも書誌割れについては、個人的に(読書メーター等で)見かけることもあり興味深かったです。資料を生かすには書誌がしっかりしていることが必要だし、吉本さんがレコメンドやレビューを行う際に書誌割れは困る旨の発言をされていたと先に書きましたが、まさにその通りだと思います。些細なことかもしれませんが、読書メーター等で書誌が割れていたことがあって、非常にストレスを感じたことがあります。また仮に、Amazonなどでもしも書誌が割れていたらユーザーは非常に困惑するだろうなとも。

そして、図書館法の第三条に「図書館資料の分類排列を適切にし、及びその目録を整備すること」という文言があるように、書誌・目録に関わることも司書の役割と考えれば、書誌の動向に気を払っておくことも必要不可欠だと感じました。ISBNが無い資料、例えば地域・郷土資料等の取り扱いにしても雑にしてはいけないと。図書館現場で民間のMARCに頼ってしまっている現状のメンタリティを何とかしたいですね。そのためにL-Crowdのマイクロボランティアに登録しようと思います。

「場としての図書館」も大事ですが、やはり「資料を有する図書館」としての面も蔑ろにしてはいけない、と痛感させられたフォーラムでした。

登壇者の発表スライドはL-Crowdのサイトで公開されていますので、関心がある方は見ていただくといいと思います。

こちらです→https://crowd4u.org/ja/projects/lcrowd

 

次に参加したのは、「Library of the Year 2017」

優秀機関は

・「20年間継続されてきた地域資料のデジタルアーカイブ事業と将来に向けた取り組み –大阪市立中央図書館

・市民と行政が育てる もちより・みつけ・わけあう広場としての図書館-瀬戸内市民図書館もみわ広場

地域情報資源を活用した公共情報資産の共創活動-ウィキペディアタウン(各地でウィキペディアタウンを企画実施したみなさんとこれをサポートしたウィキペディアンのみなさん)

の3機関でした。結果的に瀬戸内市民図書館もみわ広場がオーディエンス賞と大賞を獲得しましたが、今年もどの機関のプレゼンも熱気に満ちたもので、刺激をいただきました。特にウィキペディアタウンの代読というスタイルは印象に残りました。「Library of the Year 最終選考会」は現場に落とし込むためにというよりは、刺激や熱量を貰いにいっているという面が大きいです。

ただ、大賞決定の後の審査員のコメントも聴きたかったなという思いもあります。

 

続いては3本目のフォーラム、「次世代図書館のブランディング」。こちらは事前に申し込みはしていなかったのですが、当日受付のキャンセル待ちで入ることができました。主催は図書館流通センター、登壇者は以下の方々です。

・ 講師 : 南山宏之氏(株式会社アクサム代表取締役・CEO ディレクター、青山学院大学 非常勤講師)

・ 特別ゲスト : 菊池壮一氏(千代田区立日比谷図書文化館 図書部門長)

・コーディネーター : 高山正也氏(ライブラリー・アカデミー塾長、慶應義塾大学名誉教授、(独)国立公文書館前館長)

フォーラムの流れとしては南山さんから、ブランディングについての専門的なお話があり、その次に菊池氏から書店員としての経歴から図書館について思うことの報告や提案、その後に質疑応答という流れでした。

率直な感想としては、内容が噛み合ってないなあという印象でした。南山さんのブランディングの話は専門的過ぎて、また菊池さんのお話は南山さんの発表内容のレスポンスになっていないと。

ただ南山さんのお話の中で、機関によるフォントの統一がブランディングに繋がるという紹介事例(大英図書館等)があり、それは参考になるなと思いました。

 

以上、長くなりましたが第19回図書館総合展【フォーラム編】でした。自分も登壇する側になりたいと思いました。

 

頑張ります。

第19回図書館総合展に参加してきました【展示会場・ブース編】

標題の通り、第19回図書館総合展に参加してきました。その振り返りと、考えたこと感じたことを書いてみたいと思います。

今年は、11月7日(火)の夕方から会場のパシフィコ横浜に入り一日目交流会に参加、翌日の8日(水)はフォーラムに3つに参加してきました。

このポストは展示会場で感じたこと、考えたことをまとめてみたいと思います。

展示会場では、今年も様々な人にお会いできて、また様々なブースがあって楽しかったですね。以下、気になったことや考えたことをピックアップして書いてみたいと思います。

毎年、素敵な図書館グッズを販売しているキハラ社のブース、今年もやはり人気でフォーラムの合間には凄い行列になっていました。かくいう私もスマホリングと紙製のバッジを購入してしまいました。スマホリングは早速に使用しているのですが、図書館員の心をくすぐるお洒落なデザインで、また実用性も抜群です。

また、図書館でゲーム部さんのブースも気になりました。様々なボードゲームが展示してあり、ブースの方から様々なお話を伺うことができました。公共図書館でボードゲームを行うと、非常に盛り上がって参加者同士で連絡先を交換することがあったり、若年層から年配の方まで楽しめて、世代間交流にもなるそうですボードゲームというツールは、確かに幅広い世代に訴求できそうですし、図書館法的に見ても第二条一項の「レクリエーションに資する」という部分と大いに関わりそうですし、可能性があるなと感じました。また、個人的にご年配の利用者さんにとっての対認知症のツールとして面白いのではないかなと思いました。公共図書館でボードゲームを行うイベントも開催されているようなので、機会を設けて参加したいと思います。

伊藤伊さんのブースでは、ハサミが一つあれば本が作れるというオリジナルミニブックキットをいただきました。本の構造が理解できそうで大変ありがたいです。

さらに個人的にお世話になっている図書館パートナーズさんのブースでは、代表の北村志麻さんが上梓された『図書館員のためのイベント実践講座』(樹村房)を購入させていただきました。点字版の官報を再利用したグッズも販売されていて、素敵な再利用の仕方だなと思いました。

同人誌即売会「としょけっと」さんのコーナーも気になりました。「図書館が出てくる同人誌」「図書館員が作った同人誌」を委託販売しているとのこと。初日で早くも売り切れている本が目に付き、またSNS上での盛り上がりも伝わってきており盛況の様子でした。

その他にスピーカーズコーナーやポスターセッションなど、じっくり回りたくても時間が取れなかったところもありました。さすがにフォーラム3本は多かったかもという気もしないでもないですね。

図書館総合展の展示会場は様々な人達が、様々な立場で参加していらっっしゃって、熱気がすごいなといつも思います。そんな熱気にあてられること、また様々な知り合いの方にお会いできること、新しい人との出会いがあるなど、図書館総合展はなんだかんだ言っても楽しみなイベントです。

 

かつて本当にうだつの上がらない大学院生で、将来のことも全く見通しが立たず頭を抱えていた自分は、様々な図書館関係者に本当に様々な関係者の方にお世話になり、面倒を見ていただきました。与えていただいたものが非常に大きいです。恩送りやギフトの概念ではないですが、今後は自分が与える側にならなければならないと思うことができました。それがまだまだ先のことでも、そう思えるようになったことは、自分が少しでも成長できていることなのではないかと感じています。

頑張ります。

図書館男子会を開催しました

またしても久々の更新になります、標題の通り図書館男子会なるものを2017年の10月8日(日)に開催したので、そのことについて書いてみます。

内容としては、
①図書館男子会を開催するまで
②当日どんな感じだったのか
③図書館男子会を開催してみて

の3点になります。

①図書館男子会を開催するまで

以前から「女子会」があるなら「男子会」があってもいいじゃないか、また図書館業界は女性が多い印象があり、マイノリティ(?)である男性達で飲み会が出来れば面白いなあ、と思っていて、Twitterでそのことを呟いてみたところ、結構リアクションがあったんです。リツイートされたり、また「面白そうですね」とメッセージをいただいたりしました。

そこで思い切ってFacebookで公開イベントを立てて、Twitterでも募集をかけてみました。特にイベントの招待も出さず、興味ある人は来てねというスタンスでしたね。またFacebookのイベントページも何件かシャアがしていただき、イベントについてコメントもいただいたりしたので、少しは関心を惹けるイベントだったのではないかなと手前味噌ながら思いました。ちなみに、「男子」の定義は自己申告制としました(笑)

結果的には自分も含めて3名で開催となりました。自分は公共図書館、Twitterで繋がりのあったSさん(実は当日がリアルでは初対面!)は大学図書館員、4年前から知り合いのNさんは民間図書館と、館種がいい意味でバラけるという感じでしたね。

場所は神保町の神田餃子屋本店。Sさんより、せっかくなので本の街であり、また千代田図書館、国立情報学研究所もある神保町、または国立国会図書館がある赤坂見附辺りでというご提案をいただいたことがその理由です。話は逸れますが、神田餃子屋本店、料理がボリュームがあり、また美味しくてその上リーズナブルでとても満足のいくお店でしたよ、また行きたい・・・。

②当日の様子

そして、結果的に言えば個人的にたいへん楽しいお話が出来ました。図書館のことはもちろん、図書館業界の動き、図書館総合展のこと、自分たちがどういうふうに働く、または働いているか、そして業界ぶっちゃけどうなのよ! ということまで、様々なことを語り合うことができて、また情報交換も出来てとても有意義だったと感じられる時間でした。

あと余談ですが、参加者全員がある程度お酒が飲める体質なようで、私もけっこう飲みました。男同士で気軽に飲むという感じで良かったです。

③図書館男子会を開催してみて

楽しかったです、率直に言って。図書館業界的にもやはり大きな変化や波があって、また様々な立場や置かれているポジションがあり、そのことについてどう考え、どう動いていくのか、様々な話が出来ました。誤解を恐れずに言うと、男性ならではの視点でじっくりと話をすることができて、新鮮な体験でした。思うことは、「図書館男子」というのも一つの切り口に過ぎず、いろんな立場の図書館に携わる人たちが、いろんな切り口から語り合う場を設けるって、とても有意義なのではないかと感じた次第です。

第二回もあるかも、です! 気になる、または参加してみたいという方がいらっしゃいましたら、その際はぜひお気軽にご参加いただければと思います。

ここまでお読みいただきありがとうございました! ついでに言うと、過去につけていた司書講習のブログもリライトしてみたいと思っています。

徒然、つじブログを今後ともよろしくお願い致します。

図書館員としての個人名刺を作る

以前に、図書館員が名刺を持っていないことについて少し書きました。こちらです→図書館の名刺と、少しのもやもや

自分自身の状況が転変する中、今の職場で名刺を持たせてもらえるようになったのですが、それとは別に個人名刺を作りました。前に偉そうに書いておきながらやっとか、と言った声が飛んできそうですが・・・。

個人名刺を改めて作ろうと思ったのは、理由があります。

まずは、自分個人のブランディングのためです。職場の名刺はその職場・組織の人間である、ということを示す意味合いもあります。でもそうではなく、シンプルに一個人・一司書としての自分の名刺を持とうと思ったからです。

次の理由として、職場の名刺でFacebookなどの繋がりを作っていたのですが、自分自身はFacebookと職場とは分けているために、職場の名刺でFacebookの個人的な繋がりを作っていくのは少し違うのではないか、と思っていたことです。

この2点が個人名刺も持とうと思った動機です。

 

では、どうやって作ったか、以下は個人的な実践です。

ラクスルというフライヤーや名刺などの印刷物をオンラインで扱っている会社があり、そちらで作りました。値段は、100枚・カラー両面印刷で500円程度からと、わりとリーズナブルです。

デザインについては、あらかじめラクスルのサイトでフォーマットが何種類も用意されているのでそちらを利用しました。フォーマットの編集に慣れるまで少し手間取るかもしれませんが、そこまで難しい作業ではありません。

肩書の所はシンプルに「司書」、「Librarian」としました。そして名前、あとはFacebookなどのアカウント名やメールアドレスを入れます。そして、余白に知人に書いてもらったイラストをデータにして貼り付けて完成としました(ちなみにイラストのモチーフは「図書館の神様」です)。

実際に出来上がってみると、「司書」や「Librarian」って肩書はけっこう様になるように思いました。またシンプルなフォーマットを使ったっため、それが逆に良い感じになっています。もちろん、プロのデザイナーさんが作ったようなものと比べると見劣りはするかもしれませんが、個人的に充分に満足な出来栄えになっています。デザインに明るかったり、イラストが得意だったりする人は、もっと工夫が出来るかもしれませんね。

というわけで、簡単に名刺は作ろうと思えば作れるよ、という話でした。また、自分はラクスルを使ったのですが、他にも色んな方法もあると思うので、調べて実践してみるのもいいと思います。もしかしたらもっとリーズナブルかもしれません。

 

個人的に(プライベートとしての位置づけで)さまざまなイベントなどに出掛けて行くことが多いので、そこで個人の自分をPRするためのツールとして、個人名刺の有効性は高いのではないかと勝手に思っています。また、FacebookなどのSNSで繋がりを作っていく際にも、単純に相手に名前を忘れられることがないという実用的な意味合いもあります。また個人名刺を持っているということは、もしかしたらそのこと自体が相手に与える印象を変えるのかもしれません。

最後に、自分が個人名刺を作ろうと思った強い動機付けとなった記事を紹介します。空手家図書館員こと井上昌彦さんのブログ記事です。一読をおススメします。このエントリ以上に、もっと熱く、また具体的なお話をされています。

http://karatekalibrarian.blogspot.jp/2015/03/blog-post_22.html

井上さんは「名刺がなければ相手はあなたのことを覚えてくれず、ご縁も絶対に深まりません」と書かれています。名刺を持っていない時期の自分に読ませて「個人名刺でもいいから早く持て」と言ってやりたいです。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。名刺、作りましょう!

課題解決を謳うなら、レフェラルサービスでは?

新年あけましておめでとうございます。なんだかんだで昨年は職場を4つ経験しましたつじです。

何故に職場を4つも渡り歩いたかというと・・・、そんな事をこんなオープンな場所で書けるわけないではないですか(笑) 今いる場所で場所で出来るだけのことをやりつつ、自分が思うサービス、図書館像を具現化すべく努めていきたいと思います。

最近は公私ともに忙しいこともあり、図書館について自分の中の根本的な理想像(たとえそれが漠然としていても)が曖昧になってしまっているなと痛感しています。それもあってのこのエントリーです。とりあえず一つ前々から思っていたこと、考えたことを書き散らしますので、至らない所があっても諸々ご容赦いただき、温かい心で読んでいただけると幸いです。

「課題解決」と図書館について

 「課題解決型」の図書館などと、昨今よく目にするフレーズですが、自分には今一つピンときていません。2014年の夏の司書講習で、「図書館員は医療相談・法律相談・人生相談」に乗ってはいけないと教わりました(「なぜですか? 法的根拠は「あるのですか?」と教員に質問しましたが、曖昧に濁されました・・・、いつか調べねば、自力レファレンスだ・・・)。そんな無力な図書館員が利用者の課題なんて解決できるのか。資料だって健康情報の49の棚に行くと、医療情報の本の中にも怪しいものもたくさんあるし、3類の法律書を図書館員は読みこなせるか、また人生相談に乗ってはいけないのであるならば、鎌倉市図書館の話題になった「死にたくなったら図書館においで」という旨のツイートはグレーなのではないかと悶々としています。つまりは図書館に課題解決なんて現状で出来るのかよっ! という突っ込みですね。でもでも突っ込んでいるばかりではありませんよ、課題解決というならば、もっとレフェラルサービス(他機関紹介サービス)に力を入れるべきではないかと考えています。法律情報や医療情報や人生相談に関する相談を受けてはいけないのなら、例えば法テラスや地域の医療機関等につなぐ(これも最近の図書館のキーワードでしょうか)ことによって、より課題解決に近づくのではないかと考えています。そのためには図書館の外に出ていくこと、異業種の世界へとつながりを作っていくことが必須要件となりますね。

と、こんなことを思ったのも実はビックイシュー基金で働いていらっしゃる方のお話を聴く機会があったからなんです。ビックイシュー基金さんでは、「路上脱出ガイド」という小冊子を作成されて、様々な場所で配布されているとのこと。その冊子は、路上生活者がそこから脱出するにあたっての方法や支援してくれる機関などをまとめたものです。公共図書館と路上生活者、よくトラブルになりがちだと聞く事案ですが、図書館が路上生活者にビックイシュー基金さんを紹介(レフェラル)することはまさに課題解決じゃないかと思った次第です。

「課題解決」という言葉が声高に叫ばれるようになったのは、菅谷明子さんの『未来をつくる図書館』(岩波新書)の影響があったのかなと推測していますが、どうなんでしょうか・・・。『市民の図書館』、それ以降に明確な指針を打ち出せていなかった日本の図書館会(とりわけ公共図書館)にとって、ニューヨーク公共図書館の展開しているサービスは新たな目指すべき指針に見えた、というのは私の推測でしょうか・・・? もう一度書きますが、「課題解決」というならレフェラルサービスに力を入れるべきではないでしょうか?

 

何な偉そうなことを書いてしまいました。では実際に自分がどう動いていくのか、それはまた次回にでも書きたいと思います。明日は仕事始めなもので、今日はこれくらいにしておきます。

図書館の名刺と、少しのもやもや

図書館員は名刺を持つべきだ! という主張を発信されている方々をSNSやブログなどでお見かけするここしばらくですが、結論から言えば私も個人名刺でもよいから名刺を持つべきだと思います。今は職場の方で名刺を作ってもらえる立場となり、これは大変に喜ばしいことなのですが、それとは別に個人名刺も作ろうかと考えています。本当ならもっと早く、今の職場に名刺を作ってもらう以前に、個人名刺を作っておくべきだったとつくづく感じています。昨夏の司書講習で司書の資格を無事に取得し、それで堂々と「司書」という文言を載せることが出来たのだから、もっと早くに作るべきでしたね。そこで作らなかったのは自分自身の怠惰でした(また名刺作るだけのお金もなかったという事情もありますが・・・)。

ではなぜ個人名刺を作るのか・・・、それはある組織に所属している自分とは別に、一人の図書館員としての存在意義を名刺によって示したいから、というのがまず一つ目の理由。もう一つは、SNSやメールアドレスなどの連絡先を相手に手渡すという実用的な意味が二つ目の理由(今の職場で作ってもらっている名刺はプライベートな情報は載っていないので)。

一つ目の理由は、自分自身のブランディングという側面もあります。世知辛い話をすれば、この図書館を取り巻く厳しい雇用状況の中で一つの職場・組織に勤め上げるのはなかなかないこと。組織が変わっても、自身が図書館に携わる者としてのアイデンディファイが出来る信念のようなものが必要かと思います。それを具現化したものが個人名刺なのではないかと思うのです。その信念のようなものを様々な人たちに手渡すことになるのですから、これは自分自身のPR・ブランディングになるのではないかと考えます。

二つ目の理由については、本当に言わずもがなです。名刺交換の後に連絡を取り合う手段を残しておくという至極に実用的なことですね。以前にこのブログでも紹介した、鎌倉幸子さんが書かれた『走れ! 移動図書館~本でよりそう復興支援~』(ちくまプリマー新書)に、「記録されないものは記憶されない」という一文がありますが、名刺についても言えることだと思います。

さて、いざ個人名刺を作るとなってデザインなどいろいろと考えることがあって悩みます。紙は、書体は、イラストとか入れるの、とか考えるときりがないですね。実用的な面では、SNS(主にFacebook)の連絡先は載せるとして、それに個人のメールアドレスでしょうか。あとは何か自分を表現するキャッチコピーのような肩書きが欲しいです(笑)

個人名刺については詰めていきたいので、作ったらまたこのブログで報告したいと思います!

また、名刺について印象的というよりもショックだったエピソードを。昨秋から年初めにかけて契約社員という立場で図書館員をしていたのですが、そこで会社の方に「名刺は作ってもらえるんですか?」と質問したところ、「その立場で名刺を作ってほしいと言われたのは初めてだ」と言われたこと。アルバイトではなく一応は契約社員だったので作ってもらえるのかな~、なんて甘かったですね。と言うより、他に俺と同じ立場で働いている人はいっぱいいるのに、その人たちは名刺が欲しくないの? と少し不思議な感じでした。そして、後日に同じ立場で働いているに名刺に話を振ってみたところ、「あー、使わないし要らないですよ~」という返事だったのは少しビックリしました。そういう人もいるのか、そういう人がほとんどなのかどっちなのかはわかりませんが。

そして、最後にもやもやしていることを自戒を込めて書きます。司書講習の最中に、たまたま一緒になった男子大学生の「図書館で働きたいなあ」という、呟きが妙に心に残っているのです。その原因は何だろうと考えるに、その男子大学生にとって「図書館で働く」ことがゴールになってしまっていたことなのではないかなと思います。「図書館で働きたい」という人は世にたくさんいるでしょう。でも「図書館で働く」ということ自体で言うなれば、今の時代はそんなに高いハードルではありません。時給900円くらいのアルバイトなら下手したら司書の資格などなくても働くことは可能です(実際に自分はそうでした)。そこでもう一歩、二歩と突き詰めて「図書館でどうやって、どんな風に働きたいのか?」という意識を持つのか、ということが問題になってくるように思います。「図書館で働く」ことをゴールに据えるのではなく、せめてどんなサービスを自身が提供したいのか、出来るのかを模索・実践していく必要があるかと考えています。

自分自身もまだまだ至らないところもありますが、その問題意識を忘れずにいきたいと思います。

またまた長くなってしまいましたね、ここまで読んでいただきありがとうございました。

お久しぶりです!

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お久しぶりです、ご無沙汰していましたつじです。

最近更新が滞っていましたが、元気にやってます!

司書講習が終わり、また司書資格も無事に取得出来まして(わー、パチパチパチ!)、今は都内の図書館にて働いています。まだまだ現状には満足していない、また満足してはいけないのですが、とりあえずは図書館司書という肩書きを引っさげてのスタートを切ることが出来ました。地道な積み重ねが大事だと考えるこの頃です。

菅谷明子さん×猪谷千香さんのクロストークを聴いて自分なりに考えたことや、図書館総合展の参加二日目の模様など、書かねばならないこともあるのですが…、今回は宣伝です(唐突…!)。

というのも、来週の月曜、12月15日の19時から船橋の船橋みらい図書館にてお話をさせていただきます! Facebook上ではイベントページが立ち上がっていますが、こちらでも宣伝を、ということで。そして下に載せたのが船橋みらい大学のページです。

http://funabashi.future-u.net/?p=646

図書館の世界に入って一年半、司書資格を得たばかりの駆け出しに何が話せるのか、それがどの程度まで聴いていただく人たちに届き有意義なものになるのか、まだ自分でもわかりません、正直に言って。でも、駆け出しであるからこそ、話せることもあると思うのです。この一年半余りに考えたこと、動いたこと、感じたこと、今までとこれからについて、真摯に精一杯お話させていただくつもりです。

もし、このブログをご覧になっていて、参加してみたいという方がいらっしゃれば、是非おいでください。Facebookページ以外でも宣伝出来ればなと思い、この度に投稿させていただきました。

が、頑張りますからっ!!

「東日本の図書館に行ってみたくなる話」@明治大学和泉図書館に行ってきました!

和泉図書館

こんばんは、ブログをご訪問ありがとうございます。

司書講習も終わり、気がついてみたら9月22日以来を投稿していない! とうことで久々に。

一昨日の10月3日、明治大学和泉図書館で行われたビブリオテークバトル、「東日本の図書館に行ってみたくなる話」に行ってきました。この「~の図書館に行ってみたくなる話」シリーズは、確か四回目だと記憶しています。最初は北欧、次に北米、そしてエジプト・韓国(だったかな・・・。残念ながらこの回のみ参加出来なかったので記憶が曖昧ですみません・汗)と海外の図書館が続いて、今回は国内編に突入です。

本題に入る前に、先程から出てきているビブリオテークバトルとは、何なのか気になる方もここまで読んできていらっしゃると思います。ビブリオバトルは、バトラー(発表者)が「本」をプレゼンしてチャンプ本を決めるのに対して、ビブリオテークバトルは「図書館(ビブリオテーク)」を紹介して、どの図書館に行ってみたくなったかを決める感じですかね、大まかに言えば。最も多く票を獲得された方には豪華な景品がありますね、毎回。私もビブリオテークを紹介する側に回ってみたいなあと思いつつ見ております。

今回紹介された図書館は5館。一人持ち時間20分でスライドを交えての紹介です。終了二分前には鐘が鳴るとのこと、前はそんなシステムなかったように思うのですが、ますます何かが確立されてきている感が・・・。

さてさて、トップバッターは新潟大学附属図書館です。配布された参考資料によると平成25年4月に中央図書館がリニューアルオープンし、ラーニングコモンズの拡充や、「インフォーメーションラウンジ」が設けられ研究成果の展示、地域への情報発信、さらにコミュニケーションの場として利用できるとのことです。スライドで映された図書館は、外観、内観ともにとても綺麗で、居心地の良さそうな空間でした。カウンター機能が一つに集約されていたり、1Fにイベントエリアがあったり、様々な相談事に乗ってくれるヘルプデスクがあったり、就活に対してのサポートエリアがあったり、最近の大学図書館という感じでしたが、興味深かったことが二つあります。
一つはグループ学習室の使用時間、図書館側が管理するのではなく、学生側がセルフサービスのような形で管理しているということです。ホワイトボードに何時何分まで、と学生たちで記入する、謂わば自己申告方式。色々と図書館の側でも管理の面で世知辛い面もある今日、ほのぼのしていてとても良いなあと思いました。ホワイトボードに手書きで記入する方式もなんだかアナログでほのぼの。
二つめは外国語学習支援スペース。外国の本が配架されているのはもちろん、外国語を専門にしている教授がカウンターにいるそうです。大学の方でもチカラを入れているのがわかります。
さらに学生さん制作の図書館紹介ビデオも見せていただきました。上杉謙信が現代の新潟大学附属図書館にタイムスリップしてしまい、そこで図書館で川中島の合戦の作戦を練ったり、プレゼンエリアで川中島の合戦についての学生のプレゼンを聴いたりと、ある意味とてもシュールで面白く、微笑ましい内容でした。大学図書館は自校の学生に図書館紹介ビデオを作ってもらうのも、学風などが出て面白いのではないかと感じましたね。

2館めは山形大学附属図書館です。山形大学には三つの図書館があるとのことですが、今回ご紹介いただいたのは中央図書館的な位置づけに当たる小白川(こじらかわ)図書館。まず図書館の内観の写真をお見せいただいたのですが、そこにさrげなく映っていたのは、なんとくまモンのブックトラック! よく目にするんです、くまモンのブックトラック。山形にまで勢力を拡げているとは恐ろしや、くまモン・・・。
小白川図書館の最大の特徴は3Fに博物館があること。その博物館では貴重な資料も所蔵しているのは勿論のこと、なんと博物館実習の授業でも使われているとのこと。いやはや、本当に色んな図書館があって面白いと思いました。小白川図書館は、書架や閲覧席の並び、延長コードが貸し出されていたり、PCロッカーが充電式であったりと、クラシカルで昔懐かしいような印象を受ける図書館でした。最新の設備を備えた図書館にはない、どこか安心感のあるような図書館で、そんあ雰囲気を味わいに行ってみたくなりましたね。

3館めは都留文科大学附属図書館。教員養成に強い公立大学ということで、その特長を様々な点から紹介していただきました。いや、本当に「へ~!」と驚いたことがたくさんありました。中学生の職場体験などにも対応した見通しの良い書架、読み聞かせスペース、教職コーナー、教科書や児童書・絵本をたくさん所蔵していること、さらに地域雑誌の充実度等など。「学校の目的と図書館の目的が二人三脚」というようなことを発表者の方がおっしゃっていましたが、本当に特色があって興味津々でした。あ、あと小学生新聞や中学生新聞も取っているとのこと、さすがだと思わされましたね。目配りが行き届いているなと。大学図書館って、その大学の図書館の特色が良く出る場所ではないのかと気付かされました。例えば、工業大学や芸術大学の図書館はまた総合大学のものとは大きく違ってくるのだうなあ、なんて。
また都留文科大学の学生さんについても言及がありました。教員養成に強い公立大学、ということで地道にコツコツとやってきた学生さんたちだから、伸びしろがすごくあると。図書館を構成する要素には利用者も勿論含まれますが、利用者もまた図書館を形作っていく一つの大事な要素であることを、改めて考えさせられました。

4館めは小布施町立図書館、「まちとしょテラソ」の愛称で有名ですね。2011年のLibrary of the yearの大賞を受賞しています。小布施町は人口1.1万人の小さな町。自分の出身の滋賀県米原市が人口4.5万人程度なので、何となくではありますが規模感みたいなものはイメージできます。
写真を見て思ったのは、改めてチャーミングだなと。書架から閲覧席からソファまで、本当に可愛らしくて素敵でした。お茶のみテーブルもあり、お婆ちゃんたちが漬物を食べたtりしていたりするとのこと、ほのぼのでいいですね。「まちとしょテラソ」については、初代館長の花井裕一郎さんのお話や著書の『はなぼん』(文屋)などを通じて、いろいろ話としては知っていたり、ビジュアルイメージとしても持っていたのですが、改めて行ってみたいと思った次第です。いや、行かねば! という感じになりましたね。

最後、5館めは伊那市立図書館。こちらも「まちとしょテラソ」と同じく長野県にあり、また2013年のLibrary of the yearの大賞を受賞しています。紹介者の方は公務員の方で、鳥取県立図書館や武雄市図書館の事例を通じて図書館に関心を持たれたそうで、行政面から、また伊那市立図書館の館長さんに直にアテンドしてもらったという観点からお話いただきました。館長さん、ITをバリバリに使いこなす方とのこと。そんな中で、古地図の上に現在地を表示し、標準地図と切り替えてみることができる高遠ぶらりも体験させてもらったとのことでした。スライドに映された「リアルからデジタル、デジタルからリアル、『何もない空間』に補助線を引く」というフレーズが示唆に富んでいると感じました。

そして番外編として、中央大学附属高校・中学校図書館のご紹介も。ここも学校図書館としてはかなりスゴくてですね、ご紹介いただいたところによると、なかなかボリューミーな課題図書リストがあったり、なんと高校なのに卒業論文があったりと、かなり学校図書館としての役割をバリバリ果たしてるようでした。この教育環境は、大きいなと学校図書館の役割、出来ることのお大きさも再認識した次第です。

そして、投票タイム。結果は都留文科大学附属図書館と伊那市立図書館とが、獲得投票が同票で並んでチャンプ(?)となりました!
自分自身もどの図書館に投票するか迷いましたし、皆さんもそんな感じだったのではないかなと思います。どの図書館も魅力的でした。

次回は「西日本の図書館に行ってみたくなる話」として開催されるそうです。こちらも楽しみですね!

司書講習最終報告(でもまだもう一回司書講習について投稿しますよ)

こんにちは、ブログご訪問ありがとうございます。司書講習の授業内容について書いてきたシリーズも今回でラストです。
全体の総括というか、司書講習を通して感じたことなどは改めてまとめたいと思いますが、今回は最後の授業であった図書館文化論と、閉講式、懇親会について書いておきたいと。

図書館文化論も選択科目で、他には障害者サービス論、専門資料論、書誌学、図書館建築と施設計画とあったのですが、図書館文化論は個人的に関心のある公共図書館にリンクする、また図書館の本質的なところに触れられるかなという期待があって選択しました。他の選択科目も受けたいのはやまやまだったのですが。

図書館文化論、明治大学中央図書館での展示「図書の文化史」とリンクさせるような形で、文字の発生から文字の記録媒体、古代図書館の成立からキリスト教圏における写本、グーテンベルグの印刷技術の発明などをパワーポイントで様々な資料を紹介いただきながらの講義でした。図書の文化史、図書館の文化史というような内容でしたね。

「図書の文化史」の展示、そして講義を通じて最も印象に残ったことを一つ。それは古代エジプトの民衆文字で記された商業文書が「図書の文化史」で展示されていたこと。古代エジプトには、象形文字、神官文字、民衆文字と幾つかの文字があったとのことなのですが、この展示されていた民衆文字の商業文書は文字通り民衆のもので、取り立てて文学的に優れているとか、名前のある人が関わっているとか、そんなことはない。民衆の実際的な、おそらく当時には文化的価値を与えられなかった、それが資料価値のあるものとして展示されている、そのことに不思議な感慨を持ったのです。図書館は「社会の記憶装置」だとよく言われますが、何を保存すべきなのか、何を後世に残すのか、そのことについて自覚的にならねばならないし、何を残すのかを見極めることが必要になってくるなと。東日本大震災における、震災前と震災のあとの仙台の様子を対比させる写真集を出版したいという動きがあったことなどを思い出してしまいました。普段目にしているものや景色だからこそ、記録しておく価値があるなんてなかなか思わないし、また記録しようともなかなかしないだろうし、しかし記録しておくことは大切なのだなと。

そんな図書館文化論は最後の授業でした! なのでその後は閉講式と懇親会でした。ここまでくると受講生の皆さん、二ヶ月に渡る講習がほぼ終わったので、お疲れ様と交互に声を掛け合うなど、やりきった感が感じられます。そして、閉講式は先生方からお言葉をいただく形でした。先生方、口を揃えて「ここからがスタート」だとおっしゃっていましたね。

懇親会は軽食が出る立食形式のスタイルで一時間ほど時間が取られていました。そこでなんと初めてお話させていただいた方から「ブログいつも読んでます!」とお声かけいただいたのは驚きました(笑) ブログの管理画面からどのようなルートでアクセスされているか把握できて、「司書講習 2014」みたいなキーワードで検索されているのは知っていたので、同じ受講生の中にブログを読んでくれている方がいるのはうすうす感づいてはいたのですが、まさか懇親会の場でお声かけいただけるとは。結構、会場の人口密度が高く(笑)、本当にたまたま近くになって話しかけた方にそのように言っていただいたので、びっくりでした! 嬉しいですね、ブログを読んでいただけるのは。

懇親会はノンアルコールだったので、三々五々に皆さん打ち上げに行かれる様子。また最後に連絡先を交換している場面も多々見受けられましたね。自分もさすがにお酒を飲みたかったので、打ち上げへと行きましたよ。お付き合いいただいた方々ありがとうございました!

いや、なかなかの開放感でしたね・・・。二ヶ月の長丁場、受講生の皆さん、先生方、事務の方々、本当にお疲れ様でした! ありがとうございました!