図書館司書から転職してみて【2020年4月18日追記版】

図書館
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この記事では非正規の図書館司書から異業種へと転職をしたその後について、書いておこうと思います

図書館業界から異業種へ転職し、約2年が経ちました。異業種への転職ということで、転職当初はそれなりの苦労はあり、仕事を覚えていくことも大変ではありました。ただ、転職から2年がたった今現在も元気で働けていますし、長くなった通勤時間にもすっかり慣れました。この記事は、当初の22018年6月10日に投稿した「図書館司書から転職してみて」に追記・再構成の上で公開しています。

待遇面について

転職に当たってのポストでは、主に待遇が転職を決意した大きな要素だと書きましたが、実際に待遇は良くなったと感じています。以前は公共図書館の管理職とは言え1年更新の非正規雇用でした、そして今現在は福祉関係の仕事に正規職員として従事しています。

収入は図書館で働いていた頃よりも格段に良くなっています。月収は、公共図書館の管理職(1年更新の非正規雇用)として働いていた頃とそれほど変わりません。そもそもが、今の職場では新入社員扱いの待遇であったにも関わらず、です。それに加え、ボーナスも年2回出る、退職金もある。一般的な感覚から言えば、それで当たり前なのですが、非正規雇用に慣れ切ってしまっていた自分からすれば、生活はかなり楽になった感はあります。

また大事なことなのですが、昇給があることはありがたいです。非正規雇用時の給与は据え置きだったことを考えると、スキルアップや経験を重ねた分だけ昇給があるということは、働く上でのモチベーションに繋がっています。

図書館で働くという選択肢はコストパフォーマンスが悪いのか?

福祉の仕事は世間一般のイメージから言えば、それほど高給を得られるというものではないでしょう。自分が見聞きする範囲で、一般企業の待遇と比較すると給与は安いとは感じます。ただし、図書館業界はそれ以上に稼ぐことが難しいのではないでしょうか。

最近、ある博物館図書室の正規雇用の求人が出ました。募集には「司書資格必須」、「博物館学芸員に資格所持者歓迎」、「語学堪能な方は歓迎」といった諸条件の文言が踊っています。しかし、年収は350万円~400万円とありました。

将来のキャリアパス的なことはわかりません。ただし、年収350万円~400万円の求人は、福祉業界の求人であればたくさん出ています。転職サイトを見ていると、売り手市場な感さえあります。同じ年収を得るために、採用されるまでのコストや労力を考えると、図書館業界はやはりお金を稼ぐという意味では、費用対効果の低い業界なのではないかと改めて感じました。 

カレンダー通りの休みはありがたい

福祉の仕事は土日も休みではない上に夜勤もある、そんなイメージも持っている方も多いと思います。しかし、福祉施設の種別によっては土日休みの所もあり、自身は今現在カレンダー通りの休みとなっています。このことは思っていた以上に身体が休まるし、何よりも予定が立てやすいことがありがたい。これも、ある意味では、働く上で当たり前の条件だと感じる方もいるのでしょうが、図書館業界では余りない条件かもしれません。

好きが仕事にならない人生の綾

ここまで書いてきて、何か図書館業界の待遇に文句を言うような調子になってしまいました。待遇に文句をいう事がこの記事の趣旨ではないのですが、やはり図書館業界で非正規雇用の身として働いていて、今から思い起こすと待遇面のことではやはり苦労をしていたと思います。

図書館で働いてきたときには、様々なイベントや勉強会に参加したり、図書館に関する本を熱心に読んだり、時には学ぶことに対しての投資も惜しみませんでした。それでも正規職員への道は厳しかった。

一方で、福祉の仕事に転職しましたが、私自身は福祉について専門的に学んできた人間でもないですし、働き始めてから2年が経ったと言っても、福祉について熱く語れるほど知識や経験が身に付いたかというとまだ覚束ないことも多い。もちろん責任を持って職務に当たっていますが、やりがいを持って就いた仕事かというと、「はい」と自信を持って言えるかどうか、現状でも不安なところもあります。

待遇とやりがいと現状、そんなことを考えていると、人生というものは思うようにならないのだと感じます。しかし、そういった人生の綾の様なもの、思い通りにならずに動いているところが、世の中の面白いところなのかもしれません。

今後、図書館にどう向き合っていくか

さて、私が公共図書館で働いていて、そこから異業種へ転職しました。今は図書館とどう向き合っていくのかを模索中です。今でももちろん、プライベートで図書館をよく使いますし、イベントにも参加しています。しかし、今までの経験や得た知識を生かしたい、また図書館というものについての関心は変わらずあるので、これからも関わっていきたいと思っています。

図書館の中の人ではなくなってしまったけれど、図書館の周辺の人として関わっていきたいと考えています。

コメント

  1. かきうち より:

    突然すみません。私は図書館で働いている30代前半の男性ですがとても参考になりました。初めは好きで就いた仕事ですが、信じられない業務量や責任に反比例するように低いお給料で転職を考えています。Tsujiさんのブログを読んで少し勇気をもらえました。本当にありがとうございます。Tsujiさんの新しいお仕事が実りあるものになりますように!

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