司書講習最終報告(でもまだもう一回司書講習について投稿しますよ)

こんにちは、ブログご訪問ありがとうございます。司書講習の授業内容について書いてきたシリーズも今回でラストです。
全体の総括というか、司書講習を通して感じたことなどは改めてまとめたいと思いますが、今回は最後の授業であった図書館文化論と、閉講式、懇親会について書いておきたいと。

図書館文化論も選択科目で、他には障害者サービス論、専門資料論、書誌学、図書館建築と施設計画とあったのですが、図書館文化論は個人的に関心のある公共図書館にリンクする、また図書館の本質的なところに触れられるかなという期待があって選択しました。他の選択科目も受けたいのはやまやまだったのですが。

図書館文化論、明治大学中央図書館での展示「図書の文化史」とリンクさせるような形で、文字の発生から文字の記録媒体、古代図書館の成立からキリスト教圏における写本、グーテンベルグの印刷技術の発明などをパワーポイントで様々な資料を紹介いただきながらの講義でした。図書の文化史、図書館の文化史というような内容でしたね。

「図書の文化史」の展示、そして講義を通じて最も印象に残ったことを一つ。それは古代エジプトの民衆文字で記された商業文書が「図書の文化史」で展示されていたこと。古代エジプトには、象形文字、神官文字、民衆文字と幾つかの文字があったとのことなのですが、この展示されていた民衆文字の商業文書は文字通り民衆のもので、取り立てて文学的に優れているとか、名前のある人が関わっているとか、そんなことはない。民衆の実際的な、おそらく当時には文化的価値を与えられなかった、それが資料価値のあるものとして展示されている、そのことに不思議な感慨を持ったのです。図書館は「社会の記憶装置」だとよく言われますが、何を保存すべきなのか、何を後世に残すのか、そのことについて自覚的にならねばならないし、何を残すのかを見極めることが必要になってくるなと。東日本大震災における、震災前と震災のあとの仙台の様子を対比させる写真集を出版したいという動きがあったことなどを思い出してしまいました。普段目にしているものや景色だからこそ、記録しておく価値があるなんてなかなか思わないし、また記録しようともなかなかしないだろうし、しかし記録しておくことは大切なのだなと。

そんな図書館文化論は最後の授業でした! なのでその後は閉講式と懇親会でした。ここまでくると受講生の皆さん、二ヶ月に渡る講習がほぼ終わったので、お疲れ様と交互に声を掛け合うなど、やりきった感が感じられます。そして、閉講式は先生方からお言葉をいただく形でした。先生方、口を揃えて「ここからがスタート」だとおっしゃっていましたね。

懇親会は軽食が出る立食形式のスタイルで一時間ほど時間が取られていました。そこでなんと初めてお話させていただいた方から「ブログいつも読んでます!」とお声かけいただいたのは驚きました(笑) ブログの管理画面からどのようなルートでアクセスされているか把握できて、「司書講習 2014」みたいなキーワードで検索されているのは知っていたので、同じ受講生の中にブログを読んでくれている方がいるのはうすうす感づいてはいたのですが、まさか懇親会の場でお声かけいただけるとは。結構、会場の人口密度が高く(笑)、本当にたまたま近くになって話しかけた方にそのように言っていただいたので、びっくりでした! 嬉しいですね、ブログを読んでいただけるのは。

懇親会はノンアルコールだったので、三々五々に皆さん打ち上げに行かれる様子。また最後に連絡先を交換している場面も多々見受けられましたね。自分もさすがにお酒を飲みたかったので、打ち上げへと行きましたよ。お付き合いいただいた方々ありがとうございました!

いや、なかなかの開放感でしたね・・・。二ヶ月の長丁場、受講生の皆さん、先生方、事務の方々、本当にお疲れ様でした! ありがとうございました!

司書講習中間報告~その14~

こんばんは、ブログをご訪問いただきありがとうございます! 司書講習自体は三日前に終了致しましたが、まだこちらへまとめきれていないぶんもあるので、家に帰るまでが遠足ですみたいな感じ(?)で、記録として残しておかねばと言うことで。

今回は大学図書館論でした。選択科目だったわけですが、他には国立国会図書館論、学校図書館論、専門図書館論があった中で自分は大学図書館論を選びました。もともと公共図書館への関心が最も強かったので、どれにするか迷ったのですが、大学図書館の研究支援の側面に関心があったことが決め手になって大学図書館論を選択しました。本音を言うと、せっかくの機会なので全部受けてみたかったんですけどね(笑)

大学図書館論担当の先生は、実際に明治大学の図書館にお勤めということで、大学図書館の実務や現状のお話を交えながら講義をしていただきました。

大学図書館とは図書館法ではなく、大学設置基準に基づいて作られていること、大学図書館に於ける一連の仕事の流れ、大学図書館員のキャリアパスの問題、大学図書館が情報リテラシー教育の一環を担う存在として学部の授業にも関与していること(この点については所謂‘学者’ではない大学の職員が単位を与える授業を担当するとはどうなんだ、という声もあったそうですが)、そしてシリアルズクライシスについて、などをお話いただきました。

今回は、先生が特に力を入れて話されていたシリアルズクライシスについて少し書いておきたいと思います。シリアルズクライシス、要は学術雑誌が値上がりすることが原因で、学術情報が流れのサイクルが停滞し危機に陥っているということですね。先生が配布されたレジェメには、1995年~2011年に掛けて「自然科学分野で年平均7.8%の値上がり」しているそうです。以前、違う講義で学術情報の流れを円グラフのような図式にしたものが出てきましたが、その流れが上手く回らなくなっている、みたいなイメージですかね。シリアルズクライシスについては、学術情報を誰でもが見られるオープンアクセスにしたり、電子ジャーナルを複数の大学で共同購入するなどの対抗策が採られてはいるようなのですが、やはりインパクトファクターの問題であったり、コアジャーナルのことがあったり、査読前の論文をオープンアクセスにしてしまうプレプリントサーバの問題があったりと、なかなかややこしく一筋縄ではいかないとのことでした。

大学図書館も、大学図書館ならではの課題があるのだなあと、つくづく思わされましたね。マンモス大学などはどんどん新校舎を建てたりなどして景気は悪くないイメージはあったのですが。

あとは、図書館見学も講義の中にあり中央図書館のバックヤードや貴重書庫などを見学させていただきました!

大学図書館は大学図書館で、公共図書館とは違った役割や問題があるのだなと再認識出来て、有意義な講義でありました。

これで、残りはあと一科目となりました。大詰めですね。もう少し、お付き合いしていただければ嬉しいです!

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司書講習中間報告~その13~

こんばんは、ブログご訪問ありがとうございます!

演習が二つ続いた後の全体授業、図書館情報技術論が終わりましたので、そのことについて書きたいと思います。5日ほどの遅れがありますが、ご容赦いただければと(汗)

図書館情報技術、ということで先生の掲げた科目の目標は「図書館業務に必要な基礎的な情報技術を習得する!!」こと。ということで、三日間の初日はバリバリの情報技術についての講義…。ビット数のことから始まり、コンピューターシステムの大まかな仕組み、プログラミング言語、サーチエンジンなどについて等々…。デジタルは1か0かの組み合わせで物事を組み立てていくので、二進法を十進法に、十進法を二進法にするところから始まったわけですが、そんな計算は中学生以来だったわけで、いきなり大苦戦! さらに畳み掛けるようにハードウェアとソフトウェアの違い、プログラミング言語、コンピュータネットワークにおけるプロトコルやOSI参照モデルなど聞き慣れない、もしくは眼にしたことあるけどよく意味はわからない単語についての説明…、サーチエンジンの様々な仕組みやシステムについて、バリバリの文系の自分には付いていくのが精一杯な内容でした…。

そして迎えた二日目は打って変わってグループワーク&データベースソフトを操作してみるという演習…。グループワークは5、6人が指定された一つのグループになり「自分が働いている図書館を情報技術を用いて活性化させる試みを提案しなさい」という課題。パワーポイント用のパソコンが一台テーブルに置かれていたのですが、自分のグループは、自分を含めパワーポイントを使えない人ばかりということで、仕方なく張り合わせた大きな紙にプレゼン内容を書くというアナログな方向に…。どんな内容になったのかは後述します。そしてグループワークの合間を縫ってデータベースソフトを操作してみるという演習が。アクセスを使っての演習で、何となくエクセルっぽいのですが、やはりエクセルではないわけで、というかエクセルも怪しい自分としては大苦戦…。グループワークとデータベースソフトの演習と、初日とは全く異なる授業内容だったので大変に疲れました。コンピューターネットワークに関する頭文字語や、データベースを運営するに当たって「正規化」というプロセスのことなど、昨日の名残を引きずりつつという感じでしたね…。

そして三日目、グループワークの成果の発表からです。自分たちのグループはパワーポイントを誰も使えなかったので…、口頭での説明&張り合わせた大きな紙にホームページの素案を書いたものを提示するというアナログな方式。一グループ五分という時間が与えられていて、なんかいつの間にか「つじさん、説明よろしくね!」という流れになっており、まるでビブリオバトルじゃないかと思いつつ、また100人以上いる前で話せる機会はそんなにない、良い経験になる、とも思いつつ、口頭にて五分間、説明させていただきました。

要はホームページをありきたりなものから、もっとコンテンツ自体に重点的にスペースを与えるようなものにしたら良いのではないかというのが、自分たちのグループの内容でした。また、ポップを作ったり、一行だけ見えるようにして利用者の関心を引くなど、書店でのノウハウを流用し、Twitterの活用方法を工夫したりなど、それらも絡ませるという感じですね。

全グループの発表が終われば、教室を移してまた座学、今度は著作権、電子図書館について。

そして、その後にテストという流れで図書館情報技術論が終わりました。

途中から考えたのですが、この授業を受ける意義って、図書館員が普段当たり前のように使っているコンピューターネットワークについて、いかに無知であるのかを思い知ることにあるのではないかなと。授業では、情報技術についてはほんの触りしか扱ってなかったと思うんですよね、それでも耳慣れない単語を前にアップアップだったので…。

同じ無知でも、そのことに自覚的であるかどうか、その違いって大きいなと思いましたね…。

また、それとは少しズレますがパワーポイントくらい使えるようになっとこうよ自分…。

本当に、濃密な三日目の授業でしたし、その分得るものも大きかったですね。身に付けるべきスキルがまた一つ見えた感もあるので、そのことも収穫でした。いやー、きつかったですけどね(笑)

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司書講習中間報告~その12~

こんばんは、ブログをご訪問ありがとうございます!

先日、情報サービス演習A(レファレンスサービス演習)が終わりましたのでその報告を。

同じ情報サービス演習でも、前回のとは違い今回はもっぱら紙ベースの資料を使って、想定される利用者からのレファレンス質問に回答するという演習内容でした。オンライン上のデータベースは使わずに、百科事典や国語辞書、統計や白書、各種の事典などのいわゆるレファレンスブックを使って、質問の回答を導き出す、という。

実際の現場では、両方を併用しての回答が有効なのですが、今回の演習は紙媒体に強くなるのが目的ですね。

それを実際に図書館のレファレンスブックコーナーに行って、実際に手に取って調べます。

ではどんな質問に答えるかというと、「国民投票法案の条文が見たい」といった法律に関すること、「『八百屋お七』の最初に出てくる最初の作品を読みたい」といった文学的な質問、「日本首度とは何でしょう?」といった言葉の意味について、「ここ数年の日本の合計特殊出生率が知りたい」という統計に関する質問、他にも歴史や地理についての質問など様々です。それを各種のレファレンスブックを使って回答を導き出していくのですが、これが慣れないうちは本当に苦戦します。各種のレファレンスブックの特徴については、演習の冒頭に先生から説明はあったものの、実際にやってみないと勝手がわからないことが多いので…。

でも演習問題の回数を重ねていくと、実際にやってみる中で経験を積んだり知識を得ていくいくことや、レファレンスブックの使い勝手もわかってくる、そしてまた目的の情報を探り当てる嗅覚みたいなものも備わってくるような感じもあり、質問事項に対しての回答を導き出すスキルが上がっていくのが実感できましたね。演習の前と後とでは雲泥の差でした…。目的の情報へのアプローチの仕方がわかってくる、という感じでしょうか。

この質問にはこのレファレンスブック、こういうタイプの質問にはこのプロセスで、みたいなことも演習問題を積み重ねていく中で掴んでいきますしね。

レファレンスブックにも特徴やクセがあります。例えば同じ国語辞典でも国字に強いとか、統計についての資料でも民間のデータも載ってるか載っていないか、等々。それらを把握するのも、紙媒体の資料を使ってレファレンスに答える際の大事なポイントですね。

演習は全部で15問解いたのですが、本当に頭を使いましたし、色々と動き回ったりレファレンスプロセスを書いたりと身体の方も疲れましたが、自分にスキルが身に付いていくのが実感できて、また求められている情報を探すプロセスを考えたりすること自体も楽しかったですね。本当に。紙媒体でこれだけ色々と調べられるんだったら、オンライン上のデータベースと併用したらもっとスムーズにレファレンスの回答まで辿り着けるじゃないか、と自信になりました。そして、やはり情報を扱うことのプロなんだな、とも。

ハードでしたが、実りのある演習でした。また一つ、ピースが埋まっていくような、なんだかそんな感覚でした。

さてさて、司書講習も残すところ10日もありません。本当に早いですね、最初の頃は長いなあと感じていたのですが。ということで、このブログの司書講習中間報告シリーズ、残すところも少ないですね。最後まで走り続けたいと思います!

ここまで読んで下さってありがとうございます!

司書講習中間報告~その11~

おはようございます、ブログをご訪問ありがとうございます!

演習が二つ続くというちょっとした山場を迎えている司書講習、その演習の一つ、情報サービス演習B(情報検索)が昨日終わりました。

演習ともなると、全体授業の座学のものに較べるとやはり少しハード。授業の時間感覚に慣れてきたとはいえ、実際に手を動かし頭を使いますし、息がなかなか抜けないので。また、演習は全体を4クラスに分けての少人数の授業になりますしね。

今回、情報サービス演習の情報検索ということで、何を学んだかと言えば、文字通りオンライン上のデータベースから情報を検索するスキル、ですね。

インターネットが普及した昨今、オンライン上には様々なデータベースがあります。それらを使いデータベースから指示された情報を検索する演習。具体的なデータベースの名前を出すと、NDL-OPAC、CiNii-BOOKS、各図書館のOPAC、大宅壮一文庫、朝日新聞DIGITAL、総務省の「法令データ提供システム」、日本統計年鑑、さらには楽天トラベルといったようなものまで。

授業で紹介されたデータベース、20は超えてますね…。色々とインプットするのが大変でしたが、そのぶん勉強になりました。本当に様々なデータベースがあり、得られる情報や信頼性もまちまちなのですが、何か調べようと思えばそれに応じたデータベースがあるのだなと。

頭では色々とインプットしていたつもりでも、テストとなるとプレッシャーで検索エンジンを選択するのに戸惑ったり、検索も戸惑ったりしたので、まだまだ身に付いてはいないということなのですかね。また検索結果の再現率や精度についての問題も出題されていて、こちらもわかっていたつもりが焦りで上手く導き出せず…、併せて復習ですね…。

とりあえず一つの山場は乗り越えましたが、週明けから今度はレファレンス演習が始まります。こちらは実際に図書館で紙ベースの資料を使って、ということらしいですね。

週末はゆっくりして、また来週からも頑張ります。

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司書講習中間報告~その10~

こんばんは、ブログをご訪問ありがとうございます、昨日図書館情報資源概論が終了しましたので、そのご報告を。

目録作成などの演習の後の座学の講義とあって、少しは息が抜けた感のある講義でしたね。

どんなことを学んだかというと、図書館の情報資源についての基礎的なことです。図書とは、継続資料とは、その他どのような図書館資料のカタチがあるのか、図書館の蔵書の収集についてや評価、さらには出版流通の仕組みなどなど、そういった基礎的なことを改めて定義していく、というようなことですね。

灰色文献とか、資料評価の基準など、押さえておくべきポイントを学ぶことが出来ましたね。それほど小難しいことではなかったという印象ですが、逆にそのぶんきちんと押さえておかなくてはならないことだな、という内容。図書館の情報資源全般について、学べましたねー。演習はクラス分けがあり比較的少人数での授業だったので緊張か感もありましたが、全体授業ともなると、その辺りではそこまでのプレッシャーはなかったです(笑)

ちなみに、本当に座学! という内容でしたが、司書講習が始まった直後よりも、身体的に余裕が出てきました。

もう二つ演習授業が終われば、司書講習のゴールも見えてくる感じ。

気を抜かず頑張ります!

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